浴室の鏡の水垢の原因？原因から除去方法まで徹底解説！①

ブログ(水まわり豆知識)

2024-10-04

水垢の正体とは？原因を知っておくべき理由

浴室の鏡にできる水垢は、多くの家庭で悩みの種となっています。

特に、毎日のシャワーやお風呂の後に鏡を拭いていても、いつの間にか白っぽい斑点が目立ち始めます。

この水垢は、一度こびりつくと簡単に取れなくなることも多く、何度掃除しても完全には取り切れないという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

水垢の正体：水に含まれるミネラルの結晶

水垢の主な原因は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルです。

日本の水道水にはこれらの成分が微量に含まれており、特に硬水地域ではその濃度が高くなりがちです。

浴室で鏡に付着した水が蒸発すると、水分は消えるものの、ミネラル成分が白い固形物（＝水垢）として残ります。

この水垢が蓄積して硬くなることで、鏡の表面が曇ったように見えたり、反射が悪くなったりします。

浴室の鏡に水垢がつきやすい理由

浴室は、常に水が使われ、湿気がこもりやすい場所です。そのため、浴室の鏡は水垢が付着しやすい環境にあります。

特に、シャワーを浴びた後、鏡に飛び散った水滴がそのまま乾燥すると、水に含まれるミネラルが鏡の表面に堆積し、次第に頑固な水垢へと変わっていきます。

こうした環境要因から、浴室の鏡には定期的な掃除やメンテナンスが必要です。

水垢を放置するリスク

鏡に付いた水垢をそのまま放置しておくと、時間が経つにつれてますます取れにくくなります。

さらに、鏡の表面に水垢がこびりつくことで、見た目の悪さだけでなく、鏡自体の劣化も引き起こす可能性があります。

定期的な掃除を怠ると、最終的には専用のクリーナーやプロの手を借りなければならないほど頑固な状態になることも。

水垢の種類とその見分け方

浴室の鏡に付く水垢には、いくつかの異なる種類が存在し、それぞれに適した除去方法があります。

正しい方法で対処するためには、まず水垢の種類を見分けることが重要です。

ここでは、浴室の鏡にできる水垢の代表的なタイプと、それぞれの特徴について解説します。

1. カルシウム系水垢

カルシウム系水垢は、主に水道水に含まれるカルシウムが蒸発後に残ってできるものです。これは、浴室の鏡で最も一般的に見られる水垢の一種で、白く硬い結晶のような見た目をしています。

手で触っても取れず、酸性の洗剤を使わないと簡単には落ちません。

このタイプの水垢は、水に含まれるカルシウムの濃度が高い硬水地域で特に発生しやすくなります。

特徴

白っぽい斑点や膜が鏡の表面に残る
手で触れてもザラつきがあり、簡単には取れない
酸性の洗剤やクエン酸を使うと効果的に除去できる

2. マグネシウム系水垢

マグネシウム系水垢は、水に含まれるマグネシウムが原因で発生します。カルシウム系水垢に比べると若干薄く、水に触れたときに残るくすんだ白っぽい汚れが特徴です。

こちらも浴室の鏡に蓄積しやすく、特にシャワーを使った後、放置された水滴が乾燥すると残ることが多いです。

特徴

カルシウム系ほど硬くはないが、白く曇ったように見える
水拭きだけでは除去できない
クエン酸や酢を使うと効果的

3. 石鹸カスと混ざった水垢

石鹸カスと混ざった水垢は、石鹸やシャンプー、リンスなどの成分が水垢と一緒に固まってできるタイプです。これは特に、浴室の鏡の下部や側面に蓄積しやすく、単純な水垢とは異なり、脂分を含んでいるためベタつきが感じられることがあります。このタイプの汚れは、アルカリ性の洗剤や重曹を使うことで効果的に落とせます。

特徴